案件が大炎上した。 そんな経験はシステム開発を行った人なら
誰しももっていると思う。
次からが次へとやってくる修正や要望。 すぐにアップしろと言われて、
寝ずに対応し、そして発生したバグの後処理。
本当に大変だと思います。 もちろん私にも経験があります。
普通は帰宅するときには 誰の承認も得ないし、得たとしても上司の承認ぐらいではないでしょうか。 この時は私はお客さんの承認を得て毎日帰宅するときは帰宅してました。もちろん2~3時間の外出もすべてお客さんに報告と了承をもらってました。
さて、この時に考えたのが お客さんの気持ちです。 こちらからしてみれば
ひどいとしか思わないのですが、本当にそうなんでしょうか。
人に何か指示をするや文句を言うというのは 実はすごくパワーがいるのではないか
そのパワーはどこからでてくるのだろうか。。
考えました。
人が一番パワーを出すときは 被害者意識です。
実際に被害者であるかどうかはおいておいて、自分は被害者である思った時に
強烈なパワーを生み出します。
つまりお客さんは 私は被害者であると思っているのです。
なんの被害者なのか、それは期待していたものが、想像していてものが
手に入らない。期待を裏切られたという被害です。
もし何も期待していなければ、こんなことにはならなったのでは、
何も期待していないというのは 無理なので、こちらが思っている期待と
まったく同じであればこのようなことにはならないのでは。。。
もちろん 大炎上の理由はシステム開発側にもあります。
最低限やらないといけないことをやっていなかったや ほとんど何もしていなかったなど。。
ただ私は大炎上の多くの理由は お客さんの期待に応えられなかった。
もっというと期待が高すぎた または期待を高くしすぎた。
それが原因ではないかと思うようになりました。